思い出供養①
今のまだ感傷に浸っていてもいい時期に、彼との思い出を綴っておこうと思う。
参照:別れのあとに - yuのらくがき帳
きっと忘れてしまうから。恨み言も言っているけど、私にとって、きっと大事なことで、これからもこの恋愛は私を支えてくれると思うから。
「よく笑ってよく食べて よく眠る君につられて
僕は僕になれた」っていうフレーズがback numberの『繋いだ手から』という曲にある。*1
本当にそうだった。私は彼と付き合う前、4時間半睡眠だった。彼と過ごす日々が長くなるうちに私の睡眠時間はだんだん長くなっていき、今では6時間寝ないとつらい。前は6時間だと寝すぎて頭痛がしたのに。
それまでは夢を見ないぐらいずっと深い眠りをしていたのだけれど、睡眠時間がのびたらよく夢を見るようになった。今まで私は健康な眠りができていなかったんだろう。
彼のおかげで私は笑うことも増えた。人に甘えることも覚えたし、ポジティブになった。根はネガティブかもしれないけれど、気持ちが落ちる回数が目に見えて減った。
こんなことを言うのは自分でも気持ち悪いが、「愛すること」も「愛されること」も知った気がする。だから、これからも恋愛したいと思っている。「もう恋なんてしない」なんて言わない。
前置きが長くなったけど、できるだけ時系列でいくつもりでいるので、今回は周りの人たちにもまだ言っていなかったあの頃のことを書こうと思う。
わかりやすくするために。
彼は、同じ部の2つ上の先輩でした。
始まりは、私が2回生の冬のことです。
告白された日
そういえばこの前彼にきいたことなんだけど、私の家で先輩と同期数人で宅飲みしたときに、初めて意識したらしい。それまで「ポンコツな後輩」だった私の、料理ができるところとか、合唱部時代の話とか(私はその場で歌わされたりもした。言われるまで忘れてたけど)を知って、ギャップにやられたと言っていた。
そんなギャップあるか 笑
そこから飲み会の帰りに送ってもらったりだとか(なぜかその日私は足元がフラつくような酔い方をしていた)、デートに誘われ1回断り、次は許容して…というような、普通の進み方。
あ、因みに1回目デート断ったのはいかにもなところだったからです、そこ行ったらもうGOサイン出しているようなもんになっちゃうからやめました。小悪魔的なアレじゃないです。
因みに彼は付き合う前絶対に私に払わせてくれませんでした。学生同士やのにね。
実は私は、彼の気持ちを推し量りかねていて。久しぶりに当時の元カレに会ったときに話せるようになっていて、そろそろ次に進んでもいいかな、付き合ってもいいかなと思ったけれど、1ヶ月音沙汰もなかった(その間団体戦のメンバーを選ぶレースがあったからだと思うのだけれど)。そして、そのときに部内で問題を起こしてしまった。貞操観念に関わるようなこと。もし付き合うだろうって思ってたら、絶対拒んだのに。
本当にそのできごとが起こった直後(その日か翌日)、彼から1ヶ月ぶりにデートに誘われて絶望したことを覚えています。同時に、その絶望で私は彼のことを好きになりかけているのだと、悟りました。
団体戦のメンバーであった彼は、私とは違う場所で練習していました。だから、そのデートのときは彼は何も知らなかったんだと思います。
あの事件のあと、私は病んでいました。なぜか私ばかり責められるのもつらい。でも、誰が悪いとかわからないけど、私は拒もうと思えば拒めたはずやったということも思うから。
それから数日後、多分Twitterで病んでるのを見たからだと思う、「飲みにいかん?」ってラインが来ました。きっと彼は、あの話を知ったんだろう。私は翌日朝5:30大学集合で練習に出かける日。しかもそこで持っていくためにバレンタインのお菓子作ってる最中でした。
でも、あ、きっと今日なんだなって思ったから、無理に行った。つらつらと話をしました。特に楽しい話もしなかったし、彼が特別に気の利いたことを行ってくれたわけでもなかった。甘いものが好きな彼は居酒屋の生クリームが乗ったお酒ばかりを飲んでいたのを覚えている。
当然のように、彼は送ってくれました。家の前で告白された。私は、かすれた声で「私なんかでいいんですか?」と言った。そのまま抱きしめられた。
私は浮かれた気分でおかし作りの続きをし、ほぼ寝ずに集合場所へ向かいました。
後日、他の団体メンバーの先輩に、「あいつがyuのこと好きなのバレバレだったよ」と言われました。ほんと、申し訳なかった…
長くなっちゃったので、とりあえずここできりますね。
*1:失恋ソングだから、「のに 全部分かっていたはずなのに」と続くんだけどね
別れのあとに。最終章
なんだかアホらしい感じになってしまったので、重要なとこだけ。
9/8OB会。
ウインドの人たちは、こういうことをただネタにする。それに救われることもある。
2次会になって、彼の同期の先輩が、彼が私のことをどんな風に喋っていたのか、教えてくれた。具体的な言葉を鮮明には思い出せないけど、大切にしてもらっていたこと、彼にとっても私が特別だったことがわかって、涙が転がった。なんだか、胸にストンと落ちた気がする。
そして今日、9/12、もう一回会って、全てを聞いた。彼のプライバシーに一応関わる気がするので誰にも言えないけれど(そのうち広まるかも知らんけど)、もう、その内容が私には理解不能だった。
好きな人にはもう告白してフラれたらしい。そしてその人は別に彼氏と別れたりしてなくて。
私は付き合っていた頃からその人含めたグループの話をよく聞いていた。
「過去にこの人のこと好きだったんだろうなぁ」とは思っていた。その気持ちは滲み出ていたんだな。
私に対する気持ちが嘘だったとは思わないけれど、その人に対する気持ちの方が、何倍も何十倍も、大切なものだったんだろう。奥にあっても私には見えていたから。
だから、私にはこんなことになる彼のことがよくわからない。気持ちは無視するものではなくて、付き合っていくものだと思う。だんだんと薄れていって、もう相手のことが意識にも上らなくなる、その状態になるまで見届けてあげるのが、真摯な付き合い方だと。
きれいごとなんかな。でも、私にとっての恋愛はそうだから、理解できない。だからこそ、結局そのうち別れるべき運命ではあったんだろうなとも思うんだけどさ。
なんだか、気持ちの処理の仕方が困る。
彼の私に対する喋り方はなんだか恋愛相談しているような感じで、完全に切り替わっていて申し訳なさのかけらもない。
でも、そこに対して怒りが湧かない。毒気を抜かれてしまうのだ。あーあ。
ただ、彼の話を聞いたら私の気持ちはどこか彼方へ行ってしまって、悲しみとか苦しみとかは全てなくなった。もし感情に名前をつけるとするならば、呆れだとか、驚きだとか、そんな感じなんだと思う。
こんな感じで、この日記を公開し続けるのもバカらしくなってきたのでおしまい。
ただ、私の中で、あの頃の素敵な思い出をきちんと残しておかなければと思うから、供養していきたいと思う。
別れのあとに 2
9/2
1日中だらけていた。ケータイをいじるだけ。あれ、他に何したんだろう?覚えてない。
ホームページ作っているけど、なかなか進まない。
あ、図書館に行った。返却日だったから。小川洋子の前から借りたかった本2冊と小川洋子の最果てアーケードを借りた。別れにまつわる短編集って書いてあったから。ただ、小川洋子の作品って、静かに涙が流れて、その日1日続いてしまうような、余韻、死のどうしようもない別れ、みたいなものだから、ただ恋愛の別れにわんわん泣きたい今のわたしにはあわなかった、よく考えたら。(あの甘美な、どうしようもなさをもつ余韻は、どうやったら言葉で表せるのだろう)
9/3
カラオケに行った。失恋ソング、歌いまくろうーって思って。もともと、付き合うより前は1,2週に1度ぐらいの頻度で行ってたのが減ったよな。
コレサワのある曲を入れようとしたら、なかった。かわりに、SSWを入れた。めちゃくちゃに泣けた。
そうか、わたしには歌と言葉が必要だ。泣ける失恋ソング10選でも作ろうと思った。次に備えて。でも、その頃には成長しているしふられる状況も全然違くて、共感できないかもしれないけどね。
そんなあたしはシンガーソングライター
君にフラれたくらいで
生きる意味なくしたりしないよ全部ネタにするから
君にたくさん大好きと 伝えてたこの声で歌うの
そう、これも、すべて私の糧として生きていく。彼は、阿部真央と付き合ったら大変だよな、全部歌にされるから、なんて言っていたけど、私が有名になった暁には全部全部、ネタにしてやる。
そうよあたしはシンガーソングライター
君に話してた夢が
1つ叶ったんだよってどうにか伝えたいから
今ここで夢を歌うわ
私は本当にポンコツだ。特に彼みたいな要領の良い人間からしたら(恋愛だけはちょっとアホなのかなと思う)。彼はきっと、私が途中で挫折するとでも思ってるだろう。だから、絶対に、私は諦めない。いつか、彼の目にわたしの言葉がうつるまで。
いや、クセ強いな、ビビられそうやな。
あとは女々しい定番のバクナンとか入れて、思いもよらぬ曲で急に泣いて、終わった。
幸せだったときを思い出す曲、「もしこうしてたら、ああしてれば」って曲、ただ悲しみの曲、2人の思い出の曲。いろいろあるね。
ここ最近、客観的に聞くために録音しているのだけれど、聞いたら途中で音程が揺れ、途切れておもしろかった。時間があったから、大体の曲は2回ずつ入れて2回目に録音してそれは泣かんって思ってたんだけど、泣いてしまうもんやなと。
帰りに、カナートに寄った。お腹が空いていたからたこ焼きを買った。8個あるのに、4個でお腹いっぱいになった。
メイク道具、3000円ほどを買った。かわいくなりたい。
それが直接の原因かって言ったらそうではないだろうけれど、でもやっぱり、毎晩見るたびにかわいいなって思うような女の子だったら、その彼女に勝てていたかもしれない、なんて思う。
9/4
1日中家にいる。台風だし。多分ずっとスマホいじってただけ。
貰ったものを、どうすればいいんだろう?コウペンちゃんのカレンダー・紙でできた加湿器・ミッキーミニーの時計・ドナルドのぬいぐるみ・手作りのキーホルダー、他にもお土産でもらったものがいっぱい。
時計やぬいぐるみはとても捨てられない。ぬいぐるみは部屋になじんでいるし、腕時計は気に入っている。
ちょっとセンスの悪い彼がくれたものは、捨ててやろうかな。
高校のときに好きだった彼からもらったミッキーは、ずっととってある。勇気にしてある。キーホルダー、つけとくのはやめるけど取っておこう。思い出だよね。
そもそも、ちょっとしたものがいろんなものが、思い出と呼ぶにはおこがましいほどの些細な記憶を蘇らせる。
いいねって言ってくれた服、一緒に買ったマグカップ、彼が好きな曲、クリスマスに作った子供っぽい折り紙のツリー、行ったら定休日だった定食屋さん…
写真もそこそこあるし、そういえば今iPhoneの背景にしてあるのだって、ディズニーの写真。はやし立てられるのは嫌だけどベタなことをしたい私の、お気に入り画像だった。
パスワードだって、昨日変更したけどまだ慣れない。いつかぽろっと口にしたパスワードを彼がまだ覚えているなんて思っていなくて、2人の写真とか大事にしているのを見られるのが恥ずかしくて、2ヶ月ぐらい前に記念日にパスワードを変えた。それを元に戻したのだ。1年以上使ってきたパスワードは、2ヶ月足らずのものに侵食されている。バカみたい。
昨日寝不足だったからか、21:00ぐらいに寝て、3度寝して翌朝7:00とかに起きた。
9/5
未だにご飯が入らない。体が小さいから、本来はこれぐらいなのが通常なのかも。
おかゆと肉じゃが。おかゆが半分も食べれない。なんでと思いながら、イライラして、吐きそうになりながら食べた。
これ以上ダラけたらあかんと思ったから、大学へ行く。なんかフラフラする。食事も運動もちゃんとしないとやばいかも。
でも、実はほぼ毎日歩いてるんだよなぁ、自転車より運動してるんだけどなぁ。
昨日低気圧だったせいかもな。
お昼は食べないつもりだったけど、そろそろ3食のリズムをつけなきゃ、この間話を聞いてくれた人にも言われたから、食堂へ行く。
お腹は空いているのに、すぐにいっぱいになる。小鉢なら食べれると思ったけど、思ったより重い。300kcal、ここ数日ではかなり摂取した方だ。
PCをいじるけど、なかなか進まない。2時間やって、眼科へ行ってコンタクトを取る。よく目が悪すぎてバカにされたよな。
帰り際、暑いからアイスを夜ご飯にしようとライフに寄る。デラウェアが呼んでいたからそっちにした。ビタミン不足だよね。冷蔵庫にある野菜を調理する気になれなくて。
レジで貰ったクーポン、Ghanaだった。彼から教えと貰って、アイスの中では本当大好きになったもの。チョコのアイス好きじゃなかったのに、これは一緒についているクランチのザクザク感が大好きで、しっとりしたクッキーも好きで、冬はこればっか食べてた。これからも食べる。
彼が海南にいる裏の浜名湖合宿で送った写真。当時は週に1度も会えなかったんだった。まだ敬語で、この写真もすごく勇気出して送ったと思う。
3食ちゃんと(一応3回)食べたの、1週間ぶりだな。
体重の減りは、うち止まりになった。一気に減らすのもよくないし、増やす必要もない。このままキープしよう。
私が何回かミスったせいで、体重計に乗ると何度も彼の方が表示される。15kg以上違うのに。
消したいけど、やり方がわからない。
iATの友人がラインしてきて、その要件のついでに別れたことを報告する。長い文も読んで、ちゃんとそれ1つ1つに対して共感したり反応してくれる。ありがたい。泣いた。
本当に良い子。ありがとう。
別れのあとに
もう3ヶ月書いてなかったんや。
今の気持ち、きっといつか役に立つから、整理する意味も込めて書きます。
8/29
昨日フラれました。
本当に唐突に。好きな人ができたからと言われて。普通に一緒にご飯食べて寝てたし、9月に四国に行こうってレンタカー予約したところだった。
昔想いを寄せてた人だったんだって。その人には彼氏がいたから諦めてたんだって。
1年半が、あっけなく顚された。その程度のものだったのかな。私、初めて愛されたって気がしてたのになぁ。あの眼差しは、手は、体温は、偽物だったのかな。私は誰かの身代わりだったのかな。
今とか先が無くなったことよりも、過去が全て否定されているようで辛い。
本当に生活に溶け込んでしまっていたから、一気に暮らしの意味がわからなくなった。
昨日は、一睡もできなかった。別に、泣き暮れていたわけではない。ただ、無になったような感覚だった。なんとなしにチャットアプリを入れて、いろんな人と話す。そのうちに部屋が明るくなってきた。
悲しいとお腹が空かないなんて嘘だ。空っぽになれば、胃は要求してくる。でも、何も口に入れる気が起こらない。買いに行くのも咀嚼するのもめんどくさい。
料理は自分が楽しむためのものだったのにな。いつのまにか、おいしいと言ってもらうことが目的になってしまっていたらしい。
講義もあるし、タスクが重なっていた(タイミングが悪い)。のんびりと回復するのを待っているわけにはいかない。アプリで知りあった同じ大学の人に、一緒にご飯を食べてもらった。24時間ぶりに食べたご飯が苦しかった。
8/30
フラれる数時間前に、知り合いの編集者の方からお仕事をもらっていた。人手が足りないと。3000字だから、3日あれば十分なはずであったけど、500字ほどしか進んでいなかった。
「今日飲みに行ってくれる人いませんか?」部活の同回LINE。のろのろしていると余計な思考が入り込む。「行きたい」と返信して、それまでに原稿を仕上げた。
強くなった、と思う。
前の人と終わらせたとき、私はいくつものレポートをだめにした。思い悩んでいる2ヶ月も苦しくて、すさんだ生活に微熱をだし、何度も部活を休んでしまった。何よりブスだった。みんなに不幸な顔をしていると言われた。部活に専念しようと思ってしたショートヘアが似合わなかった。まぁ、そのためにやったのだけれど。
飲み会は、思いのほか人数が集まって楽しかった。実は私の知らないところで、勘違いによって別れたという噂が流れていたらしい。本当になってしまうとは。一生のネタにできそう。
みんなが笑い話にしてくれて、助かった。
いつもより感情の起伏が大きい。やたら笑い、泣きそうになった。来週、OB会なんだよなぁ。飲まされたら、きっと、号泣してしまいそうだ。本当に、タイミングが悪いんだから。
多分、悲しみはあるのだけれど、まだ表出できないんだろうな。きっと、その涙が流れたら、本当に次に進めるとき。
8/31
荷物を全て運び出した。
軽トラの中で、彼は普通に話しかけてきた。ためらいながら私は相槌を打った。
関係が安定し始めたころ、決めたことがある。別れたら友達に戻るということだ。
話を切り出されたとき、私はうまくしゃべれなかった。そもそも、友だちという関係はなかったから。先輩と後輩から恋人同士になった。恋人になって1ヶ月経って、始めてタメ語で話し、それに慣れるのには割とかかった。恥ずかしくて名前を呼ぶのを躊躇していたら、そのままおしまいになった。
友だちへの喋りと恋人への喋りは違う。喧嘩もしたことがないままこうなって、私は喋り方を失った。その夜、私はまた1つ人間関係を失ったのだと思った。それも悲しかった。
話しているうちに、言葉からぎこちなさは抜けていった。私からも話をふった。嬉しかった。こうやって話していると、何も無かったかのように錯覚してくる。もちろん甘さは取り除いているけど。告白とか別れ話とかなんてなければ、曖昧な関係にも臆することなくいられるのかな、なんて不毛なことを考えた。
美容院へ行った(お前別れるたんびに髪切るやんとか思わないでね?前回は、確かに別れると決めて、その翌日に予約しておいたけど、今回は何も知らずに予約してあったんだ)。彼はセミロングぐらいが好きらしかったけど、付き合ってる間、ついぞしなかったな。今度はきっと、私に似合う髪型にした。美容師さんもそう言ってくれたし。
うつむいても顔が隠れないし、首に髪がまとわりつくこともない。湿気った夜に、自転車をとばした。
家に着いて、ため息をつく。
眠れない夜に部屋を綺麗にしたところだったのに、またごちゃごちゃしてしまった。衣類40着ほど、下着のほとんど、教科書全て、カバンの半分、カメラ、調味料少し、メイク道具…ほとんど全て、彼の家に置いてあった。少しずつ、少しずつ増やしてったものが、こんなに大量だったとは。軽トラ1台分。収納のために買ってくれた衣装ケース2つをもらった。
それらの荷物が彼の家にあったときに、1回模様替えをした。そのせいで、ただ余白に荷物を戻すだけでなく、入れ替えなければならない。
化粧水やシャンプーは2つずつになってしまった。容器を1つにまとめる。ラッカーに収まっていたはずの靴が玄関に溢れる。知らないうちに、ものを増やしていたみたいだ。
片付けきれずに、メイクだけ落として寝た。
9/1
もう、秋か。
高校の同期後輩と嵐山へ行った。同期は神戸の男の子、後輩は京都の女の子。全員4回生。長野(市)から関西に来る人は少ないから、こんな風になる。2人とも、毒がないような人間で、恋愛話をするでも人生を語るでもなく、ちょっと懐かしんだり近況報告をして、ゆったり過ごした。2人ともありがとう。
雨が降ったりやんだりしていた。上手に写真が撮れない。ふと、初デートがここだったことを思い出した。あの日も雨だったから。
天気予報をろくに見ていなかった私は、傘を持っていなかった。傘に入れてもらった。彼が折りたたみ傘を持って行くところはほとんど見たことがない。あの日はもしかしたら、いつもより少し念入りに準備したのかもしれないな、と思った。自惚れかな。
おみくじをひいた。吉。
ひとつとて麗しきことのあるからは
またも吉事の來り榮ゑむ
泣きそうになった。なんでかわからないけど。
夜、同期が家にきてくれた。やっぱり、人に食べてもらうのがいい。大学を間違えた気がしなくもない。
「1ヶ月後に彼氏作ってたらひく?」「お前バリ前向きやん」
別に当てはないけど。彼が彼女とうまくいくなら、なんだかむかつくのだ。私は平気だよというふりをしたい。
それに、お互いに別の人と付き合ってるいるならば、向こうは警戒しないで話してくれるでしょ?
まぁ、でも、さすがにそんなつもりはない。来年どこに住んでいるかもわからないし、私自身はそんなにすぐに人を好きになれるタイプではないから。そもそも、私モテないから。
この辺りについては、ちょっと考えていることがあるけど、それはそのうち、次の恋人ができたときにでも書こう。
正直、ここに書けないこともいろいろある。
もし私が言葉を編む人になれたなら、きっとどこかで書こう、と思っている。
そのために、保存しておかなくちゃね。
いろんな形
昨日、サークルの同学年の人らで集まった。というか女子会。
もともと活動は週1だし、2回生主体のサークルなので、4回生になると足が遠のきがちで、近況報告から始まってしまう。
そして、それに混じって未来の話をたくさんした。
今回に限った話ではなく、このサークルの人たちと集まると、自然とそういう話になる。
留学するような人たちが集まるサークルなだけあって、みんな意識が高い(最近これがあんまりいい印象の言葉ではないってことを知ったんだけど、私は褒め言葉やと思ってる。何も考えずに行きている人よりいろいろ考えたり挑戦してる人の方がかっこいいじゃん)。
そして、人をバカにしたり人の夢を笑ったりしない。
会う頻度が少ない割に、恋愛から将来のことまでなんでも真剣に話せて、他人を尊重していて、とても心地のいい集団やと思う。
何かを一致団結してやったとか、絆が強いとかいうわけでもなんでもないけど、多分卒業しても付き合っていくんやろなっていう人たち。
出会えてよかったな。
もし過去に戻れたらやってみたいちょっとしたこと10選
今日1日断食しているんだけど、お腹すいてるから早く寝たいのに眠気が一向に来ない。でもかてきょで消耗したから一旦寝てリセットしないとやる気が起きない。
ということで、ふと思いついたくだらないこと書いてみる。
※書き終えたあたりで眠気が襲ってきて、更新ボタンだけ押せなかった
ちなみに、めっちゃ後悔してる〜とかではなく、「やってみたいこと」レベルの話。
1.将来の夢は「お嫁さん」って言ってみたい
保育園に通ってたとき、誕生日に手形つけたり絵を描いて、裏に「好きな色」「好きな友だち」(とその友達からのメッセージ)「得意なこと」とか書いた台紙を書く(そして友達や先生のメッセージ付きでプレゼントとしてお誕生日会でもらう)、みたいな風習ありませんでした?
あんまりちゃんと覚えてないんだけど、はっきり覚えてることがあって、「将来の夢」の欄に、私「ミニーマウス」って書いたんですよね。
本当は、先生か小説家だったんだけど、友だちが結構キャラクター名だったから、なんとなく「子供っぽくしなきゃ」って思って(なんだか当時の私はかなり思考が大人びていたらしい)、それを書いた。なりたいなんて思ったことないし存在しないって知ってたのに、よくわからない、今で言ったら "女の子らしいのに憧れる" みたいな感覚で書いた。
もしそんな感じなんだったら、せめて最上級でかわいい「お嫁さん」がよかったなぁ。
2.サッカーをやってみたい
これは、今でもできなくはないかもしれないけど他の趣味に比べたらハードル高いから、小学生の時にやっておきたかった。
休み時間とか放課後に、クラスの人たちとサッカーをするのが好きだったんだよね。なぜかわからないけど、私の中でサッカーは1番かっこいいスポーツってことになってます。
大人の持っている概念の押し付けって恐ろしいもんで、サッカーチームには男の子しか入れないもんだと思っていました。女子サッカーってものは知ってたんだけど、なぜか例えばクラスの男子が入っている外部のサッカーチームに女の子がいる、なんてことを知らなかった。だから、中学入ってから女の子が男子と混ざって奮闘するサッカー部の物語を読んで、驚いたんですよね(今はどうか知らないけど、当時は、中学生までは男女混合プレーもオッケー)。
そういえば、他のクラスの人たちは私たち女子が来ると「他でやろうぜ」ってなってたけどうちのクラスの人たちは下手くそなうちらを入れてくれて、今思えばめっちゃ優しかった。(イケメンも多かったな)
3.音楽の勉強をしたい
私はピアノは習ってたけど、他の多くのピアノ教室でやっているような音楽理論はあんまり習いませんでした。
習ってたら、もっと音楽の楽しみ方広がるんかなぁって思ったり。昔はメロディーよく浮かんだけど、それを書くすべがなくて、もったいなかったなって。
今から勉強できるけど、小学生のうちにやっといたらもっと合唱に活かせたんやろなぁ。
4.ハリーポッターを読みたい
なんでか知らないけど、ファンタジー小説ばっか読むぐらいハマってたのに、ハリーポッターは別の枠だと思って読んでいませんでした。
映画は金曜ロードショーでだいたい見たんだけど、それ見始めたらそれはそれで、小説読んでから映画見たらつまらないんだろなって思うと読めなかった。
そして今も読まずじまい。今は他に読みたい本がいっぱいあるから、あの頃読んどきたかったな。
5.ゲームをしたい・テレビを見たい
小学生のときは、ゲームを持ってない・テレビの話題についていけない(あとみんな下校時刻の鐘がなってから帰りはじめるのに、私はその時間に家に着いてないといけなかった、とか)せいで仲間外れにされることが多くて辛かった。サザエさんもドラえもんも見たことないんだぜ。
まぁ、それでも今も毎年会うような幼なじみもいるし、今となってはなんの問題もないし、そのおかげで勉強できたって面もあっただろうし、いいんだけど。
そんなことより、"最低限の知識" すらないから困る。みんなが当たり前に知ってることがわからないから、困ってる。
将来もし子供を育てることになったら、絶対1日1時間ぐらいはテレビ見せてあげるし、誕生日ぐらいはゲームを買ってあげる。
ゲームしなくてもテレビ見なくても目は悪くなるし、早寝早起きをしても背は伸びない。
6.最初っから合唱部に入りたい
マジで、最初は(全国行くようなとこだったから)足引っ張るだろなと思ってチキって入れなかった合唱部。
今の私があるのはあの途中入部のおかげだし、それだからこそ強い信念をもててたんだろうなとは思うけど、それでももっとみんなと居たかった!
香川行きたかったー「手紙」歌いたかったー「君」歌いたかったー。
7.さっさと告白しろ
(同級生見てたらびっくりされちゃうと思うんだけど)私は中3〜高1にかけて、当時のクラスメイトと付き合っていた。とは言っても名ばかりで、自然消滅的な終わり方をしたのだけれど。
当時、私の中では「1年以上好きじゃなきゃ告白できない」という謎ルールがあった。そうじゃないと本気じゃない、みたいな?あほらし。(かといって、今の私も1ヶ月とかでは告白せんやろな)
そのせいで、タイミングを逃したという自覚がめちゃくちゃある。
だって、告白したの受験期だったんだもん。遠慮して「受験終わるまでは何もしなくていいから」とか書いちゃったのもアホすぎ。しかも、彼の「志望校(私と同じとこから)下げるかも」って言葉がなければ、卒業式まで告らないつもりだったからな。
もっと前に告白してたら、修学旅行もっと楽しくなっただろうし(十分楽しかったけど)、別れたとしても、高校になってすぐ別の恋できたじゃん?
(因みに別れてから1回他の人に気をそらしたけど、浪人終わるまで淡く好きでしたね)
まぁ、でも合唱と同じくそのタイミングじゃなかったら今に辿り着いてなさそうだから、よき思い出。
8.かわいい格好をしたい
10歳ぐらいから、男子と女子の境目ができ始めて、男子から女子として見られるのが嫌で、それまでよくツインテールにしてた髪もショートにして、わざと男の子みたいな格好してたんだよね。
中学でも、たまに私服で好きな人と会えるときに、「媚びてる」とか「キモい」とか思われるのが嫌で(自意識過剰か)、わざとジーパンにパーカー、みたいな格好で行ってたの。
なんだか、もったいなかったなぁって。
(その割に制服のスカートは折ってたし、スクバにでっかいぬいぐるみつけたり胸ポッケにかわいいヘアピン刺したりしてたけど)
9.運動続けたい
浪人期、運動しなさすぎて太り、そのまま大学に入っても太り続けて12kg増えたので、、結構後悔してるかも?笑
本当は余裕あったはずなのに焦ってたから、運動する暇ないと思ってたけど、後半睡眠時間足りなくなったり集中力保てなくて自己嫌悪に陥ったから、そんなんなら定期的に走ったり部活のためにしてた筋トレぐらい続けとけばよかった。
10.もっと可愛くなりたい
8と似てるけど、高校も別にメイクとか自由なのに、やらなかった。自分がかわいくなるすべをもっと研究しとけばよかったなぁ。「かわいいは作れる」のにもったいない!
あと、太り始めたときに、「まぁどうせもともとブスだしな、痩せててもどうせモテないんだし」みたいな気持ちが無きにしも非ずで、ちょっとでも鏡に向かってかわいいって思えてたら、維持できたんじゃないかと思ったり。
今は「武器」にできるようにメイクをがんばってる。
以上、10選にしてみたものの、思ったより思いつかなかったな。
なんだか、全てそれが「今の自分」に繋がってると思うと、それを変えるほどにはやり直したいことはないみたい。
3/27
朝起きたらラインが来ていた。
「最近言えてなかったけど」
「好きやで。」
あぁ。
1年目の記念日も過ぎて、彼が東京に行っている1ヶ月半の間に、ちょっとずつ不安になっていた。
夏に同じように距離が生まれた時には毎日ラインしていたのに。
今は週に一度、ほぼ業務連絡。
そして、それが平気になってきている自分にも不信感が生まれた。半年前にはただ、"10日間会えない"という事実だけで、まだ離れてもいないときから寂しかったというのに。
会っていないと、言葉を交わしていないと、自分の気持ちすらよくわからなくなって、「あれ、もしかしたら、私が冷めてしまったのかな」なんて怖くなるときもある。
図々しくも大学の隣りにあって日当たりもいい彼の部屋に居座って、ずっと、彼のかけらを感じながら生活しているというのに。
そのくせして、なんだか最近、喉の奥でつっかえて、「やっぱなんでもない」こんな言葉が増えてしまって、妙に焦る。
そんなタイミング。
そんな私の不安を汲んだわけなかろうけれど、きっと酔っ払っていたんだと思うけれど、頬が緩んだ。
あぁ、ちゃんと彼の中にも私の中にもあった。
「私も好き」
「早く会いたい」